カマグラの副作用で起こる症状、頭痛やほてりが出るのは仕方ない?

カマグラを飲むと、薬の副作用で体調の悪化を伴うことがあります。

起こりやすい症状としては頭痛や顔のほてりと紅潮のほか、鼻詰まりや血圧の低下、さらには動悸やふらつきなどが起こることもあります。
特に多いのは頭痛と鼻詰まりですが、これはカマグラに含まれるシルデナフィルの血管拡張作用によるものです。

シルデナフィルには血管を膨張させる効果があるため、脳内の血管が膨張すれば神経を圧迫して頭痛を生じさせ、鼻の場合は、粘膜内の毛細血管が膨張して鼻腔を塞ぐことで鼻詰まりが起こるという仕組みになっています。

しかしながら、原因がわかっているのであれば、その対策を講じることも可能です。そのため、あまり不安になる必要はありません。ただし、それはあくまでも用法を守って服用している場合に限ります。後述するように、シルデナフィルの過剰摂取は死に至る可能性もあるため、必ず用法を守らなくてはなりません。

カマグラの副作用は危険?主な症状と対策

前述したように、カマグラの副作用としては成分のシルデナフィルによる血管拡張作用がもたらすものです。主な副作用としては頭痛と鼻詰まり、動悸や胸の痛み、そして吐き気などの胃腸障害が挙げられます。

実のところ、これらのメカニズムは、自律神経の失調や気圧の変化による体調の不良と同様のものです。そのため、ある程度時間が経過すれば血管の膨張も収まり、自然と回復していきます。

休養を取ることができる状態であれば、横になって休んでいた方が良いでしょう。

副作用の対処法として他剤との併用が可能

休むことができない場合の対処法としては、鎮痛剤や鼻炎薬を利用することが挙げられます。これは市販のもので問題はありません。

後述するように、カマグラには致命的な副作用をもたらす薬の組み合わせというものがありますが、これらの場合は問題がないはずです。
どうしても心配なようであれば、事前に医師に相談してみた方が良いかもしれません。

なお、鎮痛剤は眠気を引き起こすことがあるため、これから自動車を運転するというような場合には使うことができません。
鼻炎薬についても、ある程度間隔をあけて使用するなどの規定があるため、カマグラと同じく用法を守って使用する必要があります。

特に注意すべき副作用は持続勃起症

また、カマグラはED治療薬であるため、持続勃起症を引き起こす可能性があります。持続勃起症の定義は4時間以上勃起が続くことであるため、これについては病院に行くようにしてください。

原則的には、カマグラの過剰摂取によるものであるため、用法を守って服用していれば問題はないはずなのですが、体質によっては適量でもカマグラが効きすぎるということもあるため、注意が必要となります。

カマグラの注意点、副作用以外にも知っておくべきこと

カマグラは血管を膨張させる作用があるため、他に血管の膨張を目的とした薬を併用すると、必要以上に血管が膨張し、血圧の急激な変化をもたらすことがあります。そうなるとショック状態に陥り、最悪の場合は死に至る可能性もあります。
実際に服用者が死亡した例もあるため、特に注意する必要があると言えます。
何度も用法を守るように述べてきたのもそのためです。

カマグラと併用してはいけない薬

具体的には、狭心症や心筋梗塞などの心臓病の治療に使われる硝酸薬やニトログリセリン系の治療薬などが代表例となります。
また、アミオダロン塩酸塩を成分とする不整脈症の治療薬やリオシグアトが成分である各種の肺高血圧症の治療薬も同様の理由でカマグラと同時に利用することはできません。
これらは併用禁忌薬と呼ばれ、命に関わるために絶対に併用してはいけない薬となっています。

病身でカマグラを処方してもらう場合は、既往歴などからこれらの病気について確認することができますが、個人輸入の場合はそうもいかないため、注意が必要となります。

カマグラと併用可能ながら注意が必要な薬

上記のような成分を含まない心臓病、不整脈症、高血圧症の薬であれば、カマグラとの同時に服用することが可能なこともあります。
これらは併用注意薬と呼ばれますが、その条件は非常に細かいため、やはり医師の指導を受けることが推奨されます。

いずれにしても、心臓病や不整脈症、高血圧症などの自覚がある場合は、カマグラの服用について特に慎重にならなくてはならないということです。

薬以外でもグレープフルーツとの併用がNG

グレープフルーツには薬の血中濃度を高める性質があります。そのため、グレープフルーツを食べた後でカマグラを服用すると、カマグラの効果が出過ぎてしまい、上記のような副作用が強まる可能性があるため、カマグラを服用する前にグレープフルーツを食べることは避けるべきであると言えます。

また、グレープフルーツそのものでなくても、グレープフルーツを含む食品であれば同様の効果が出る可能性もあるため、食品の成分表を確認しておいた方が良いでしょう。

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